確定申告

確定申告を終えての決意

昨日は確定申告期限の3月15日でした。

なんとかすべての申告を終えることができほっとしています。
(本当になんとか泣)

今年の反省を踏まえて、来年以降(独立後)の確定申告に向けての決意を記しておきます。

今年は顧問先に大分ご迷惑をおかけしました

職員10名程度の税理士法人に勤めています。

10名といってもパートさんも含めての人数なので、担当を持っている職員はこのうちの半分ほど。
その中の1人が1月に退職。業界的にこの時期は募集をかけてもなかなか応募がありません。
結局、2月に担当を持たないパートさんが1人だけ入り、そのまま確定申告期に突入、、、。

わたしは(わたしだけでなく全員ですが)担当数が多くこれ以上は無理状態なうえ、2月下旬には税務調査で2日間とられてしまい、さらには相続のお手伝いなんかもあり、余裕は全くありませんでした。

そんな中、3月に入り申告期限がいよいよ差し迫った頃、退職者のフォローをするはずだった職員さんから「○○の申告、お願いできないかな?」との打診が。

「いや、無理!」とは思ったものの、その職員さんの方がわたしよりももっと残業し、もっと休日出勤もしてるのを知っていたので、「あっ、やります。」と言ってしまい、、、。

結果、個人クリニック3件の申告書を急ピッチで作り上げることに。

「月次処理は終わっていて添付資料もほぼきてるから、あとは決算整理だけいれればOK。」との話だったものの、実際には、期中仮払処理していたもの確認や不足資料の催促などもあり、正直、「本当に終わるのか?」と思ってました。

3月15日当日までかかってなんとか3件の申告書をつくりあげ申告を終えることができました。

へとへとですが、じぶんのへとへとさ以上に、この3件のお客様に対しての申し訳なさでいっぱいです。

自分は資料をちゃんと出しているのに、申告期限ぎりぎりになって不足資料の催促や質問をしてきて、決算内容の報告も慌ただしく、十分な確認時間も取れず、、何なんだ!と思われても仕方ない状況です。

実際には、声を荒げるようなお客様はいませんでしたが、内心は、不満も不安もあっただろうと思います。

このように「ギリギリなんとか申告だけ終える」という状態は、顧問先は不満を募らせ、じぶんは疲弊し最悪です。

独立後は、2月中に確定申告を終える!

今年の反省を踏まえ決意したことは、「独立したら2月中に確定申告を終える!」です。

確定申告書は期限内に間に合えばOK!という認識の会計事務所職員は多いです。(これまでのじぶんも含め)

でもこれって間違ってますよね。

ギリギリだとチェックの時間がとれないからミスをする可能性が高まるし、不足資料があった場合には慌てて対応してもらうことになります。

これ足りないから今日すぐ送ってください!といったところで、先方だって探す時間や手間がかかりますし、紛失してしまったような場合には再発行などの対応が必要になります。ギリギリでこれをするのは本当に危険です。資料が間に合わない可能性大いにありますから。

決算数値や税額についてもギリギリよりは早めに知りたいでしょうし、還付の方なら申告が早ければ早いほど還付時期は早まります。

わたしが得意とするクリニックの場合、12月の診療報酬が確定し判明するのは2月半ば~下旬。

きちんと準備をすすめておけば、3月に突入せずとも決算を確定させることはできます。

他の業種なら2月といわず1月中に確定させることもできるでしょう。

ただそのためには、普段から仕事の量をコントロールし、月次処理を早目早目にすすめていくことが必須です。

じぶんの心と身体の健康、顧問先の満足度をあげるため、この期限設定はベストだと考えます。

今回のように顧問先に不満や不安を抱かせるような仕事の進め方だけは絶対にしたくありません。

独立したら突然誰かから仕事を振られるなんてことはないので、実現はしやすいと思います。

ただ、そもそもお客様を抱えすぎない、普段から仕事を早目早目に進めておく、といった対策は必要です。

量<質を目指す

量>質だと、すべてのお客様に対してきめ細やかな対応は不可能です。

今のわたしがまさにそうなんですが、お客様によってかなり差があります。(よくないことだし、歯がゆいんですが、、。)

手のまわっていないお客様に対しては、申し訳ない気持ちが正直あります。

申し訳ないとは思うんですが、身体はひとつしかないので如何ともしがたく、、。

こんな風に、量>質だと、じぶんもふがいない気持ちになるし、顧問先も不満が溜まります。

たくさんの顧問先を抱えすべてに5くらいのことをするよりも、少ない顧問先に対して10のことをする方がわたしとしては心地のいい働き方です。

量<質はいうほど簡単ではないでしょうが、それを目指した仕事の受け方・取り組み方をしていきます。

まとめ

「お客様が安心して本業に集中できる環境をつくること」が税理士の大切な役目だと考えています。
これは独立に際して思いついたものではなく、以前からずっと思っていたこと。

この役目をまっとうするためにも、月次の段階から早目早目に対応しておくこと、量<質は必須です。

独立前の今の想いを忘れないように、未来のじぶんのため記しておきます。